ACW2 記事
記事のトップ > ACW2からのお知らせ6月6日@東京 6時から8時 女性の貧困を見えるものに、 ゆっくり生きて関係を豊かに 第2弾
下記案内をお送りします。 夕方からの会からの参加もOKです。
6月6日は、3時から5時 「なぜ、派遣法は廃止できないのか?」集会
6時から8時 女性の貧困を見えるものに、
ゆっくり生きて関係を豊かに 第2弾
「女性にとって生きること、働くこと」
場所は、日本青年館504号
みなさま、江ノ島の総会の議論は、その後も、全国のあちら、こちらで、会員の思いを込めて議論が続いています。意見の違いを受け止めながら、意見の違いを消してしまうのではなく現実の状況の理解をお互いが深めながら、ACW2の今後のビジョンを皆さんと議論できたらと思います。
ぜひ、参加してください。
(栗田隆子さんの内容整理 より一部抜粋)
女性が働きうる状況をつくることがそのまま女性が生きやすい社会の変革につながりうる、またイェーリングの「権利のための闘争」内の有名な言葉、すなわち「権利のために闘うことは自身のみならず国家・社会に対する義務であり、ひいては法の生成・発展に貢献」するはずであると信じ、働きながら労働組合等で闘い、ときには裁判で戦いを続けてきた女性達の存在が、常にこの社会に問題提起を行い続けてきた。
他方で、女性の労働が介護労働に代表されるようなアンペイドワーク(半ペイドワーク).ないしパート労働という形態で簒奪されてきた労働を巡る構造は基本的に変わらないまま、一部の男性もその簒奪の構造に投げこまれる労働状況が生まれた。
また、労働を巡る社会構造の変容のなかで、そもそも「働くこと」から疎外されている(働けない・働きたくない・働く気力が起きない・・・)層が確実に存在している。
女性が働こうとするときには、暴力が常に伴っていた。セクシュアル・ハラスメント、賃金の不均衡、妊娠にともない働く現場から排除されること・・・その暴力が消えることのないまま、さらに「労働」そのものがいわば「暴力となっている」という指摘がなされたのが1月の総会であった。それでは「暴力」ではない「労働」とはなにか。そもそも労働とは暴力なのか。また、労働が暴力となるのであれば、それはいかなる社会構造から生み出された暴力なのか。
私達は「労働」の中の暴力のみならず「労働そのもの」が「暴力」となっている現状(この現状認識そのものも個々の会員においてずれているかもしれないが)に対し「働く女性の全国センター」が何をなしえるのか。そして「豊かな関係」を形作る社会構造とはいかなるものかを考えてゆきたい。