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記事のトップ > 全国の催し情報6月21日@京都 ペイ・エクイティの実践
均等待遇アクション21京都の講座「ペイ・エクイティの実践」
同一価値労働同一賃金原則を実際に使ってみよう!
1時間でできる簡単職務評価!
とてもエキサイティングで面白そうではありませんか?
日時 6月21日(木) 18:45〜21:00
場所 ウィングス京都・会議室
(地下鉄烏丸御池・四条・阪急烏丸から徒歩5分)
1.私たちの試み
京ガス男女賃金差別事件では、同一価値労働同一賃金原則を実質的に認める判決がでましたが、私たちはこの判決を活用して他の職場で実践するために、実際にある職場の事例を検討しました。正規職員(部長補佐クラス)とアルバイト職員の職務評価です。
どちらも事務職員ですが、雇用形態は違います。「雇用形態が異なれば、職務遂行能力が当然違う。だから非正規雇用の労働力は安くて構わない」という使用者側の意見や政府の労働政策に対して、「本当にそうなのか?違うでしょ」という疑問から、職務評価に取り組みました。
詳細な職務の分析には時間がかかりましたが、みんなで議論をしながら、できうる限り客観的な評価をして点数化しました。
結果は、正規職員の職務の価値を100としてアルバイト職員の職務の価値は74%、一方賃金は正規職員の15%でした。仕事の価値を基準に比較すると、賃金の余りの低さに驚愕します。
このような事例をたくさん作って、実際の職場で賃金格差是正を勝ち取ることができれば、画期的なことです。職務分析と評価は、男女賃金差別や、パートや派遣や契約社員など非正規と呼ばれる人たちの、均等待遇を獲得するためにとても重要な切り口であり手段だと位置付けられます。
2.職務評価をやってみよう!
本格的にやるには時間のかかる職務評価ですが、均等京都では「1時間でできるカンタン職務評価」を開発しました。
ワークシートに沿って、担当する職務に必要な、(1)技術、(2)精神的・肉体的負担、(3)責任、(4)労働環境の4つの大きな要因について、分析し、総合的に評価します。あくまで性に中立に、また誰が従事するかではなく、仕事そのものの分析・評価です。
職務の価値を、客観的に点数化することで、労働組合や企業などに積極的に提示し、交渉の手段にできるようになり、また、自分の仕事の重要さを客観的に見直すことができます。
なぜ職務賃金か?のレクチャーもあり、みんなで議論し合いながら、均等待遇への道筋を探りましょう。きっと自分の中の何かが変わりますよ!
すべての職種と雇用形態を対象とします。ぜひ多数のご参加をお待ちしています。
主催:均等待遇アクション21京都
ACW2京都・滋賀交流会
宇治市広野町西裏99-14 第1パールビル3F
TEL:0774‐43‐8734 FAX:0774-44-3102
Email: k21kyotoアットyahoo.co.jp
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