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記事のトップ > ACW2からのお知らせ就業規則アンケート
働く女性の全国センター(ACW2)では、インターネット上で就業規則の変更が民主的手続きを経て行われているか,そもそも就業規則は知っているか,などについて調査を行いました。「就業規則」を見たことが無い人が30%もいます。
アンケート総数:115人
Q1.雇用形態
無回答 1.7% 派遣社員 9.6%
正社員 55.7% 嘱託社員 4.3%
パートタイム 10.4% 非常勤 5.2%
契約社員 8.7% その他非正社員 4.3%
Q2.事業所の規模 Q3.就業規則の有無
Q4.就業規則を見たことがあるか Q5.就業規則をいつでも見られるか
Q6. 就業規則が見られない理由は何か(抜粋)
社内ネットワークでしか見られないが、自分のPCは接続されていない。
管理職が持っているため、見せて欲しいと言い出しにくい
作っていないから。
契約の書類の中で派遣先の就業ルールはこうですというのを貰っただけ。
就業規則があるのかないのかがよくわからないし、どこにあるか知らない。
あまりにも小さな事業所なので、作る必要が法律的にないのでは。
恐らく、大体のところは社長と奥さんの頭に入っていて、文書化されていないから。
本社とその他で就業条件が違うらしい。本社のは見れない。
自由に開閉しにくい書籍棚においてあるので、それを見るにはかなり勇気がいる。
事務所に誰もいないときにひっぱりだして読んでみようかと思いながら未だにできずにいる。
上層部がいつの間にか変更し、どのような内容になっているのかも知らされていないし、コピーが欲しいといったら、拒絶された。
就業規則の存在していることを、伏せているから。
見せてと言えない雰囲気があって聞けない。
総務に見たいと言ったら、専務の許可がないと見せられないといわれた。社員・パート、誰も見たことがない。
そもそもの規則がなく、その場その時の状況に応じてコロコロと色々な事が変わっていくので・・・・
きいたところ、手書きなので、きれいに清書したらあげると言われました。
就業規則があるかないかすらわからない。上司もよく分かっていない様子。
企業が見せたくないのだと思うし派遣社員を人としてみていない会社もあるので興味ないと思います。(特に短期契約の場合)
時給で雇われた個人請け負い労働なので、そもそも適応されない。一応、就業規則の存在を正規職員に聞いたが、ないとのことだった。
Q7. 就業規則変更の際,従業員代表を決めているか
Q8.自由意見(抜粋)
投票だけど、いかさまくさい投票
派遣の場合、位置が不安定な為、直接の決定権そのものがどうなっていて、どうすれば良いのか判りません。まずは、そこの力関係(派遣業者と派遣先双方の)から明確にしてもらえないと。。。
賃金規程に別表なるものがあって,それは社員に開示していないので、肝心の賃金データーは社員の知るところではない。従って、自分の給料が正当なものなのかどうか判断は出来ない。変更時なども一切社員には公表しない。従業員代表の印も、会社が黙って判を押す人を選び、労働基準監督署に提出している。
「就業規則を見たい」ということに対し会社は異常に敏感に反応する。コピーもさせない。転記するのみ。・就業規則に謳っている以外に、内規?慣例?が規則として実行されている。・出向先では就業規則は鍵のかかった部長の袖机に入っていて見られない。コピーもさせない。転記するのみ。・就業規則を見られない環境で出向先部長からいきなり「180日後に退職だ」と言われた。
就業規則という大切なものを、勝手に変えられたら、働く指標を失ってしまう。例えば遅刻3回で欠勤となる等変えられたら、働く母はやっていけない。 就業規則を変える時は、組合があるところは組合を通して、無いところは従業員全員がいる前で話し合いをしてから、多数決で決めるなど、ルールを明確に作って欲しい。
一方的に変更になったと連絡があるが、実際に文章を見る機会・立場ではないため、何がどうなったのか、全く分からない状況
正規職員の労働条件と比較して、悪すぎる。就業規則の変更時には、正規職員ではなく当事者から代表を出すのが本当だと思う。
就業規則の変更は、職場にある全ての労働組合と協議し、全ての労働組合の意見を反映させた内容にしなければいけない。一人でも入れるコミュニティ・ユニオンの意見はとりわけ重要であり、多数派の意見だけ取り入れることは、少数の人権をないがしろにすることにつながる。労使は対等に労働条件を決定するという労基法2条を守り、少数組合員であっても、個人の尊重が図られるべきと考える。
就業規則があることを、同僚から教えられて最近知った。会社からは説明された覚えがない。また、知らないうちに変更されていることもある。
ユニオンショップ制なので、労働組合が会社側と交渉してくれる。個人で交渉するより、様々な点で負担が少なくて助かる一方、組合の中の少数の意見は反映されにくい。(組合員の多い職種や性別が優先される。)
法改正があっても変更されていない。10年前のボロボロの就業規則を入社時に手渡された。
就業規則を見せないで、採用内定書にサインを求める会社があります。
就業規則に書かれていることを選択できない。具体的には、時間外労働については届け出を出し、賃金に加算されるかもしくは代休を取るかの選択があるが、最近は上司より代休を取るように(だが実際は仕事が忙しく代休を取ることは出来ない)圧力をかけられる。
セクハラなど、仕事に関して著しく害したものに対する処分について書いてありますが、実際にはそのような処置は取られず、その上支店長の出世のことを考えての処置が取られました。(セクハラをしたのは社員)人事部長もぐるになっております。おかげで精神的苦痛、身体的苦痛、3年間悩んでいます。
労組がない、以前もそういう動きが出たとたん、飛ばされたり、頻繁に配置転換されたりして、結局諦めてやめてしまう。
(就業規則は)従業員の意見や気持ちは反映されない。会社が勝手に決めているもの。対外的に必要なだけで、社員には関係ない存在。
就業規則の内容さえわからないのが現状なのに、労契法ができて、会社から一方的に変更されたとしても何も反論できないと思う。 「だからこそ、就業規則の周知徹底を厳しくするためにも労契法が必要だ」などという人もいるが、私はどう考えてもこの法案は労働者の味方になってくれないと思う。
労基署は、提出形式をチェックするだけでなく、その内容の合法性も、提出時にチェックしてほしい。労働者から、申告しないと調査もしない、のでは、何のために提出させているのかわからない。
過半数代表者を投票で決めていますが、実際のところ労働者側の意識が低く、雇用主側の立候補者が多く選ばれるので、悪い方へ就業規則が替えられているのが現状です。テレビや新聞でも労働問題に関する記事はあまり報道されないし、手をこまねいているうちにどんどん悪い世の中になっている気がします。
会社側からの就業規則の変更などは、労基署に提出する期日ぎりぎりになって労働側に提案されます。 年度末と繁忙期が重なることもあり、充分に提案内容を検討したり、職場代表が集まったりする時間がとれません。それを見越して提案してくるとしか思えません。また交渉も担当者に任せて、本来最終責任者である役職者が一度も労働側との交渉の席に出席しない状態が2年以上も続いています。組合員の人数が少ないこともあって、労働側がバカにされているとしか思われません。
就業規則、賃金規定は、一応存在するが、内容は宗教法人という理由で職員にとっては厳しい条件になっている。就職前にこの規則を読むことが出来ていたら就職しなかったと思う。職員にとってはかなり不利な就業規則で、上司は「不満があったら辞めてもらったら結構です」という気構え。「労働組合をつくる=解雇」につながるので職員はただただ服従するのみ(T_T)
嘱託職員(週4日勤務)やパート職員(週3日勤務)の就業規則は、フルタイム職員の就業規則をもとに、都合のいいところはそのまま、都合のわるいところは「差をつける」かたちでつくられているので、組合で「均等待遇」を実現できるよう少しずつ交渉しています。 休暇日数も、嘱託職員やパート職員に対しては「最低限の付与」だけで、勤務時間比例になっていないなど(時間比例で決めていいのかというのは別の問題ですが)、なんともいえない「差」がつけられています。
私が以前働いていた2つの会社は中小企業で、不利益変更が当たり前のように行われていました。社員は不満ですが、組合も無く、企業の言いなりです。ここ数年は企業に有利で従業員に不利な法案などが多いように感じています。
雇用時に開示されている職場はどのくらいあるのでしょうか、開示請求することが不採用に繋がる気がしますがどうでしょうか。
会社側が勝手に、会社側に都合の良い就業規則をつくっているようだ。小規模会社では、従業員の意見を述べる雰囲気がないのが現実。
それなりに規模の大きい、「名の通った」職場なので、ないはずないと思うのですが(そして実際、個別のケースに関してあーするとこーなる、こーするとあーなるという「規則」らしきものは言及されるのですが)、その全貌はまったく知らされていません。何をされても「そーだったんですか…」というしかない状況です。就業規則みたいなものを見せてくれというのすらはばかられる状況。そんな「規則」(あったとして)に法律をも凌駕するような力を与えるなんて、言語道断だと思います!
私の勤め先は医院ですが、診療時間もDrの気分で変更になったりします。また、正社員の給料は歩合制なのですが、歩合の率もはっきりしておりません。就業規則は特になく、契約書も書いてくれないんです。
「時々見る事ができ」て、「会社が勝手に決めている」のは派遣会社の就業規則です。一年以上いる現在の派遣先にも就業規則はあると思うのですが、未だに見た事がありません。派遣会社の就業規則は要約すれば、「派遣先の規則に従うこと」なので、派遣先で指示された事には従うようにだけしています。就業規則を見たいなどと要請すると、派遣契約を破棄されて派遣会社にまで迷惑をかけそうな雰囲気なんです。
就業規則の変更だけでなく、従業員代表となっているのは、会社が指名した人で、その人を代表にするのに反対の場合は、メールで(アドレスは知られているので、反対すると会社には誰が反対したかは全てわかってしまう)連絡となっている。普通の人はこれでは反対意見もいえない状況です。
就業規則に明記されてることがわかりにくい。使用者が決めていることなので、使用者都合である。就業規則の内容が実践されていない。
従業員代表を決める際、労働協約では、課長代理(課長補佐)から非組合員となっているが、従業員代表を選ぶときは、部長から会社側とした。また、選挙(無記名投票)のときは、職場ごと集め、だれがだれに投票したかが分かるようにするなど、会社は意図した人間を出すために、中間管理職を巻き込んで必死の懐柔を行っていた。結果はいつも会社が推す人間が当選した。
就業規則を作らない、職員に見せない場合の罰則規定がないと、零細・小企業では全く改善されないと思います。
育児休業を取得しょうとする時に復帰後の勤務について時短と繰り上げ繰り下げの確認をすると時短が無くなっていました。会社ではオンラインで就業規則をいつでも自由に見ることが出来るのですが、就業規則改悪されているのにオンライン上は変更はされていないし、企業内組合のみと団体交渉がされる状況でした。今は育児休業中で4月から復帰予定です。
採用時には全く見せてもらうことができなくて、昨年私が請求して初めて就業規則を渡されました。その中に書いてある嘱託職員に関する記述は採用時の説明とは違ったもの。故意に見せなかったと思われます。
就業規則がないこと自体、おかしなことだと実感しており昨年度には会社側から一方的に正社員から契約社員への変更と 12万円の減給を通達され現在 この事態にどう対処するかあちこちへ聞き回っている状態です。 自分が動く事によって会社のシステムが改良されることと自分の生活を早く自分で守れるようになりたいと奮闘中です。
就業規則は、数年前までどこで閲覧できるかもわからない状態だった。職場で年休を取得する制度もなく、結婚・出産でも度々退職を迫られてきた。就業規則は形だけの存在である。